社会福祉法人難波福祉会 介護老人保健施設 雅秀苑

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リハビリテーション

作業活動って?~日々の私の訓練紹介から~

2007.09.27

 どうも☆私は作業療法士の野澤といいます!ついに私に順番が回ってきてしまいました・・・。え~、今回のタイトルは「作業活動って? 」といった、漠然としたタイトルを掲げて、日々私が行っている訓練を通してみなさんにお話しようと思います。

 そもそも私の職業名でもある「作業療法士」がどんな仕事なのか、みなさんご存知ですか?一般的な職業紹介には 「身体または精神に障害のある者、またはそれが予測されるものに対してその主体的な活動の獲得をはかるため、諸機能の回復・ 維持および開発を促す作業活動を用いて行う治療・指導・援助を行うこと」(日本作業療法士協会ホームページより) とされています。だけども、こんな言葉を並べられても何のことかイメージが湧きにくいですよね・・?実際に私も友人から 「何かを作ったりするのがリハビリなの?陶芸とかするの?」といった質問もされます。私からすると、「あ~、 私の仕事ってどこか誤解されているのかな」と考えたりもします。実際に手工芸などの作業活動を媒体として訓練を行っていますが、 暇な時間を過ごす為に作業を提供するのではなく、 目的を明確化することが重要なポイントになると私は考えています。 ではいったい作業活動導入の現場ではどうなのか?? どのような事を目的として作業活動をしているか??というと・・・

①来室することにより、活動時間を増やしてもらい、生活リズムを作っていただく。
②他の入所者様との交流の場としてリハ室を利用していただく。
③飾り付け用の貼り絵や物品の修繕を行っていただき、役割や仕事として作業していただく。
④完成品を人目に触れる場所に掲示し、満足感を体感していただく。

 以上のようなことを目的として行っています。ある方を例にあげると、― 普段はスタッフからの声かけを行わないと自発的に行動することはなく、部屋で横になっていることがほとんど―なのですが、私が 「家族さんのために起きて作品作りにいきましょう!!仕事ですよ、仕事!!」と誘うと来室してきてくれます。そして、 作品を最後まで丁寧に仕上げて、「また娘と見に来ます!」と笑顔で帰っていきます。
このように作業活動の提供によって、ご自分から「また来ます」 という心と行動の変化がお分かりいただけると思います。この変化が作業効果であり、 作ることが作業ではなく、 行う機会の場をコーディネートすることが私の仕事ではないかと考えています。これからも、 楽しく有意義な場の提供と、それにつながるような知識を重ねていきたいと思います。

 

雅秀苑

新入職相談員のご紹介

2007.09.25

みなさんこんにちは。
早いものでもう3回目のブログとなりました、相談員の船田・河内です。
さて、9月も終わりに近づき、やっと涼しく過ごしやすい季節になってきました。
秋といえば、食欲の秋と言われるぐらい食べ物のおいしい時期ですし、もう少しすればもみじも色づき始めるので、 今からどこの紅葉を見に行こうかと計画中です。
とはいえ、季節の変わり目ですので、体調管理にはしっかり気をつけてくださいね。

さて、季節も変わり当苑相談員にも新しいピチピチの職員が入職しましたので、ご紹介します。

「はじめまして。9月から相談員として入社しました、中山結貴と申します。
 以前は知的障害者の施設にて利用者の方の生活に寄り添い、お手伝いをしていました。
 雅秀苑で入職して1ヶ月もたっておらず、これから勉強していくことばかりです。まだまだ頼りないですが、 相談員として利用者の方やご家族と関わっていく上で、今までの経験も活かしていけたらなと思っています。」

今後は相談員3人で力を合わせて頑張っていきますので、よろしくお願いします。

 

リハビリテーション

リハビリテーション科のホームページがリニューアルされました

2007.09.19

日ごろから、当苑ブログをご覧頂ありがとうございます。

ちょうど6月ごろより、内容の作成等の準備を始め、ついに雅秀苑リハビリ科のホームページが更新されました。

 当苑リハビリ科は、開設当時は、私ともう一人のPTの二名体制でした。異動等で入れ替わりもありましたが、 この4年間で徐々に療法士数を増やし、現在の8名(通所リハビリ、特別養護老人ホーム浜木綿苑人員も含む)になりました。実を申しますと、 これまで掲載されていた雅秀苑リハビリ科のホームページは、開設当初に作ったものです。基本的な考え方は同じですが、 当時と比較すると仕事内容も多様化し、提供しているリハビリ内容の質も向上していると、自負しております。

 そのような歴史を振り返りつつ、今回大幅にホームページを更新いたしました。 当苑のリハビリ科の考え方に触れていただけると幸いです。

リハビリテーション科HP(http://www.naniwa-fukushikai.jp/gashuen/rehabili/index.html

                                             リハビリ科 宮本

 

リハビリテーション

老健のリハビリテーション科としての目標設定

2007.09.14

 当法人で、職員各々がスキルアップしていくため、いわゆる教育的連動を期待して、目標管理制度が導入されました。詳しい説明は、 専門分野の方にお願いするとして、要は「施設の代表者が考える方針に基づき、各部署がそれに向かって何ができるのかという形で、 部門目標を考える。スタッフ個人はその目標に向かって自身のスキルアップを図る」というものです。
 リハビリテーション科では、施設の代表者つまりは理事長と目標のスリ合わせをする前に、 スタッフ8名で1時間ほどのワークショップを行いました。ワークショップでは、スタッフ個人がそれぞれの目標を持ち寄り、それを披露、 その過程で、全員が見つめている方向性を模索していきました。議論の結果、A4用紙1枚に自分たちのミッションのまとめを書き出しました。

-----------------------------------以下 リハビリテーション科ミッション---------------------------------------

           【施設内でリハビリテーション科として期待されるミッション】

1) 利用者様が生活しやすい状態を作れるように援助すると共に、 退所に向けて必要な援助を行なう
 ●利用者様が有するリハビリテーション科の対応すべき疾病や生活障害に対し、適切な対応を行う
① 安全・安楽状態(転倒転落・誤嚥など全ての事故予防)の把握を行ない必要な援助をする
② 利用者様を取り巻く物的環境(福祉機器、補装具)を整えるための援助を行なう
③ 介護スタッフに対し、利用者様にとって安全で・安楽な動作方法を伝達する
④ 介護スタッフが抱えている、利用者様が日常生活を遂行するにあたり生じる問題を協力して解決する
⑤ 利用者様を取り巻く関係スタッフへの情報提供並びに收集を積極的に実施し、連携を強化する
⑥ 利用者様の潜在能力を最大限に発揮できるように機能訓練並びに作業活動を実施する
⑦ 退所に向けて家族の不安を解消するためのアドバイス、住宅改修等の退所先の調整を行なう

2) 理想とするリハビリテーションサービスを提供できる職場環境の整備
 ●継続して1)に挙げた内容を果たすことができる部門の維持を図ると共に、新規のリハビリテーションに関する情報や技術を取り入れ、 利用者や関係職種へ還元していく
① 利用者様や家族様、関連職種からの要望に対して、対応できる知識・技術を養うことができる場所作りをする
② 知識・技術を高める上で協力し合える職場作りを行う
③ 日々生じる疑問を解決できるチームワークを高める
④ 関連職種との連携が取りやすく、意見交換しやすい状態を維持・向上させる
⑤ 利用者様・家族様へのサービス提供時間を十分に確保されている状態を維持・向上させる
⑥ リハビリテーションに従事する療法士としての研究を行い、 発信していくことができる能力を養うことができる職場作りを行なう

3) 経営的な観点を持ちリハビリテーションを遂行する
●常に経営的な観点を持ち、選ばれる施設になる上でのリハビリテーションの役割を果たすと共に、 施設の出費となる問題ではリハビリテーションアプローチから解決できる内容に対して役割を果たし、 收入となる加算内容の不備を作らないようにする
① 転倒・転落の予防に努め、それによる受診費用を抑制する
② 誤嚥性肺炎の予防に努め、それによる受診費用を抑制する
③ 受診が不要な軽度の痛みを有する利用者に対して、その対応を充実させ、 受診が必要な状態につながらないように努める
④ リハビリテーション技術を充実させ、利用者満足度を向上すると共に、その内容を発信できるようにしていく
⑤ リハビリマネージメント加算、短期集中リハビリテーション加算、 認知症短期集中リハビリテーション加算を不備なく行なう
⑥ 施設の省エネ化に努める
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 私たちの恒久的な役割は、「このミッションの質を高め続ける」ことであろうと考え、9月21日からの半年間は、 「それぞれスタッフ個人が、このミッションを自己目標という形で落とし込む。具体化した内容を3つ以上考え、取り組む。」としました。 そして現在、各個人が個々の目標の具現化に取り組んでいます。

 この目標を見直すという作業は、正直、結構面倒です。しかしながら、日々の業務が惰性になってしまわないというメリットがあり、 しっかりと取り組めば、個人及び部署のスキルアップに繋がることが期待できます。
私自身、この調整が上手くできるかどうかが、部署長の価値を左右すると考えております。自分自身のスキルアップとともに、 しっかりと部署のマネージメントできるように頑張っていきたいと思います。

 先日、法人の方からメールアドレス(miyamoto.toshiya@kinshukai.or.jp (リハビリテーション科 宮本 宛))をいただきました。今回のミッションに関する御意見及び、 リハビリに関する御意見等ありましたらお送り下さい。

                                        リハビリテーション科長 宮本

 

リハビリテーション

集団リハの喜び

2007.09.05

こんにちは。  
リハビリ、作業療法士の日比野といいます。
リハビリ科のブログ第4弾として、今回は私が普段取り組んでいる集団リハの模様をご紹介したいと思います。
当苑のリハビリでは、一人の利用者様に対し、週2回20分間以上、個別リハビリを行っています。以前までは、個別リハのみでしたが、 週2回以上のうちの1回については、20分間以上にわたり1対1の個別リハビリテーションを実施することを必須とし、 それ以外の回については、10名以下での集団でリハビリテーションを実施することが可能になりました。


ここで、集団リハを行うにあたり、注意しておかないといけない点があります。
①利用者様にとって有効である場合
②それぞれの方に対して個別的なリハビリテーションの要素を取り入れるです。
そのことを踏まえた上で、毎週、決まったメンバー4名(OT含め5名)で実施しています。
集団では、個別とは異なった効果がみられます。メンバーの一人の方でいうと、ただ体力・運動能力の向上及び維持、 または減退の予防を目的とした体操、ストレッチをするのではなく、他者との交流を通して行うことで、活動性がみられ、皆と一緒ならと、 リハビリに拒否的だった方も、積極的に参加してくださるようになっています。
最初は、バラバラだったメンバーの方も、次第にお互いを気にかけ、誘い合い、たまには笑いあいながら、実施していっています。  
現在で、4ヶ月ほど、集団リハを続けていますが、この前、メンバーの方の一人から、こんな言葉を頂ました。「皆と運動している姿を、上 (フロア)へ帰っても、思い出して楽しくなります。この楽しい時間は、お金じゃ買えない。ありがとう。」
この言葉を頂いて、感謝の気持ちとともに、これからも、もっともっと工夫して、 皆様に喜んでいただけるようよりよいリハビリを提供していきたいと思っています。


下の写真は、普段実施している模様です。日付けの確認や、季節の話をした後に、棒やボール、 チューブを使用してレクリエーションや筋力強化運動などの要素を入れた軽体操やストレッチ、実施しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雅秀苑

デイケア夏の思い出(デイケア通信 2号)

2007.09.05

毎日、とても暑い日が続いています。今年は例年よりもさらに厳しい暑さとなりましたが、本日は難波福祉会の外周を大掃除する日です。 この夏場に伸びきった雑草を職員一同で汗だくになりながら刈り取ったお陰で苑の周りに茂っていた雑草はきれいに取り除かれました。 H19.9月(編集分)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デイケアのスタッフも当然お手伝いです。首にタオルを巻き、頭には麦藁帽子と万全の装備が妙に似合っています(^^♪。 とても暑そうな表情ですが記録的猛暑を肌で体験できて夏のイイ思い出(!?)となったのではないでしょうか。本当にお疲れ様でした。

8月はあんみつクッキングの月です。おやつの時間にお好きなトッピングを選んでいただいて皆さんに召し上がっていただきました。 気になるトッピングは「ミカン」・「ピーチ」・「パイナップル」・「ホイップ」と「あんこ」になっています。ちなみに写真は全部乗せの 「スペシャル」になっています。女性の方はやはり甘いものがお好きなようで二杯目を希望される方が多かったですが、 男性DSCF0624 の方は「一杯で充分」と言われる方がほとんどでした(^_^)。

 

 

介護老人保健施設 雅秀苑

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